-Rockin’ Jelly Bean- ②
「EVA T BREAK」とは、EVA Tシャツに関わったスタッフに、EVA Tシャツに込めた熱い思いや、EVAの個人的な体験を語っていただく特集企画。
第二回目のゲストはEAV Tの中でも独特のアートセンスが光り、多くの固定ファンを持つRockin’ Jelly Bean (ロッキンジェリービーン)さんです。3年前に発売された、レイやアスカのTシャツは、今現在も人気のロングラン商品。その人気の根強さが伺い知れます。
Rockin’ Jelly Beanの活動の変遷についてのお話は、PART①で
- 一番最初にEVAのデザインを手がけたのは2010年ですよね。当時、EVAの仕事の依頼が来た時にはどう思いましたか?
R 今回話をくれた安田さん(STREET ARTのディレクター)との仕事はいつも刺激的だし、もともと好きだったEVAなのでこれはやりがいがあると思いました。同時に、どこまで、やらせてもらえるんだろうと言うのもありましたが。実は、子供の頃から、EVAを描いている貞本さんのような流麗なタッチにとても憧れていて、できれば、ああいう絵が描ければいいなと思っているのですが、下手なんでそううまくは描けませんねぇ。
- ロッキンさんの絵は独自のタッチで、貞本さんとは違う肉体的な感覚のエロチシズムに溢れていていますよ! デザインされたTシャツも、最初のものから最新作まで、大人気商品です。
R ありがとうございます。
- EVAとのコラボの仕事でプレッシャーとかはなかったですか? ロッキンさんの作風はアンダーグラウンドですよね。そういう意味では対局にあるのじゃないかと思うのですが。
R プレッシャーより楽しかったですね。自分の作品世界とは違う、多くの人が知っている舞台で勝負するというのは、どういう風に受け取られるかという事や、どういう反響があるのかということも楽しみでした。確かにアンダーグラウンドな世界観は好きですが、私自身はアンダーグラウンドの舞台だけにこだわるつもりはないので。
- なるほど、それでは今回のコラボはロッキンさんにとってもすごく実りがあったと。
R そうです。
- これまで、EVAコラボで描かれているのは女性だけでしたが、使徒やエヴァの機体を描かれるご予定は?
R 使徒よりはEVAを描きたいですね。ピンクの8号機なんか描きたい! できれば、EAVとパイロットの組み合わせで描きたいと・・・
- いいですね。そうなると、やっぱり8号機とマリですよね。ロッキンさんらしい、マリのセクシーさが活かされたデザインになりそうです。一番好きなキャラはマリでしょうか?
R 実は、最初の頃はアスカだったかな。ただ、やっぱりあの性格はついていけないなと(笑)。まるで大阪の女性のような押しの強さはちょっと苦手ですね。新劇場版からは思いの外、レイがいいなと思ったんですが。
- 新しいモチーフの候補にあがった、マリはどうでしょうか。
R いやぁーかなりのじゃじゃ馬だし、相当頭が良さそうですからねぇ。私の手には負えそうにありません(笑)。ま、結局ミサトですかね。
- やっぱり、大人の女ですか!
R はっはっは(大笑)。Qの新しい登場人物だと北上ミドリ!
- ヴンダーのオペレーターですね! シブいチョイスです。唇の厚い女性が好きなんですね(笑)。
- さて、冒頭触れたマスクについてもう少し詳しく聞いてもいいでしょうか。どうして、覆面をつけようと思ったのですか?
R 事故ですね。実は昔バイクで事故をしまして、その時の傷が結構大きいのです。それ以来それをさらさないためにマスクを付けるようになりました。
- それは本当ですか?
R 本当です(含み笑)。
- それにしても、よくできたマスクですよね。
R このマスクは、ルチャリブレ(メキシカンスタイルのプロレス。覆面レスラーが多いのも特徴の一つ。)好きがこうじて、覆面屋工房のミステル・カカオ氏に相談し、私のイラストを元に作成してもらいました。私も彼のマスク作りのスキルは勿論信頼していましたが、出来上がったものが想像以上に素晴らしかったので、それ以来何度となく相談し作ってもらっています、本当に感謝しています。
- 現在、覆面はいくつぐらいお持ちなんですか?
R 6つ作成して、現在は4つですね。
- 2つはどうされたのですか?
R 色々な事情で現在ありません。
- それ以上深く聞くなという事ですね(笑)。了解しました。
続いては、映画「キラーコンドーム」のポスターのアートワーク、そして今後の活動についてのお話です。PART③へ